夏はいつも体感としてやってくる。祭りにかき氷にシアサッカー。それぞれの夏。

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綿貫大介コラム

どんだけ拒んだってしょうがない、それでも夏はきっとくる!

本日の気温、32℃。SNSを覗けば、みんな「夏が来た」とつぶやいている。そう、夏はいつも体感としてやってくるもの。眩しい太陽とその照り返し、焦げたアスファルト。来ましたね、夏。ここに宣言させていただきます。

夏がワクワクするのってなんでなんだろう。北欧みたいに、短い夏を楽しまなくちゃ!というわけでもなく、ほかの季節と同じく3か月ほどあるのに。それでもみんな夏を特別に感じているように思う。それに子供の頃みたいに長い夏休みはないけど、大人になってからの方が夏休みの使い方がうまくなったような気がする。きっとそれは限られた日数や時間の中で最大限に楽しもう!という気持ちの問題。永遠に手が届きそうなほど長く感じた子供の夏休みでは、そうはいかない。夏、きっと楽しまないともったいない。

ただ、猛暑酷暑は勘弁、夏は嫌い、なんて人ももちろん結構いる。わかりますよその気持ち。世の中のみんなが松岡修造みたいに、ポジティブに暑さを受け入れることはできない。暑さにやられてもうTシャツ+ショーツにサンダルで出歩きたくなるし、実際そうしている日もかなり多い。夏にスーツの人を見かけると本当に応援したくなる。尊敬する。すごすぎる。ジャケットのセットアップを着るなんて無理無理と思ってしまう。

涼しく過ごす知恵を手に入れて暑さをポジティブに受け入れたい

ただ、夏だからこそ映えるセットアップもちゃんとある。それはシアサッカーのセットアップ。シアサッカーとはもちろんスポーツのことではなく、素材の名前。凹凸のある縞柄の生地で、清涼感がある、とても夏向きの素材。凹凸があるということは、肌に触れている面積が少ないということ。すると風通しもよく、肌触りもさらっとしているので着ていて暑苦しくならないというわけ。

だから夏にシアサッカーのセットアップを着ている人を見かけると、おしゃれだなと思う。心の中で「いいね!」ボタンを押したくなる。それは浴衣と同じ、一夏のおしゃれのために用意する服装だから。夏には夏に似合う服がちゃんとあって、それはちゃんと涼しく機能的でもある。素晴らしいことだ。

涼を求める方法と言えばかき氷も忘れてはいけない。昨今の流行りは、氷がふわっふわで頭がキンキンならないタイプ。ソースも粘度があり、フルーツも乗っていたりする。お値段1000円くらい。文字にしただけでおいしそうだ。

だけど、縁日のあの懐かしいかき氷の方が好きだな。お値段350円くらい。たぶん、それは目の前のかき氷ではなく、思い出を見ているからなのだと思うのだけど。かき氷ってこれだよねと思える味の記憶。例えば小学年低学年の頃。その日だけは夕方に友達とバイバイしなくていい、夜まで公然と遊べた地域の夏祭りの夜に食べたブルーハワイ。ハワイなんて行ったこともないし、結局ブルーハワイって何味なの?というギモンを持ちつつも、舌を青くしながら食べたあのかき氷。あれをまた食べたいな、と思ったりする。



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綿貫 大介

綿貫 大介

エディター、ライター。メンズファッション誌編集者を経て、現在も編集、ライティング、ディレクションに携わる。発売中のkvina著『恋する東京 東京デートガイドブック』(京阪神エルマガジン社)巻末付録にも出てます。 いろんなアカウント:watanukinow

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