おったまげー!今日本に必要なのはバブルカルチャー

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バブルはそこまで来ているゾ!

綿貫大介コラム
来てます、バブル。個人的に。80年代後半〜90年代に起こったバブル景気はご存知ですよね。その名前や現象は、なんとなーく知っているけど、リアルタイムで実感は全然ないから僕的には昔話なんですけど。ただ、その時代を生き抜いた“バブル世代”はたしかに存在している(今や40代ぐらいの立派な中年)んですよね。

崩壊後もバブルを引きずっているのか、ギラギラが冷めない感じがする大人がいるとちょっと痛いな、という印象だったんだけど。一周回ってドハマリ中です。まぁ尊敬、というよりまだ冷嘲に近いんだけど。なんだか今の、「丁寧でおしゃれな暮らし」がよしとされる現代の反動で、バブル時代にひかれてしまう……。

まず言わせていただきたい! バブル時代の文化やセンスは、歴史の中からみてもとにかく異常! どう見ても全時代の中で一番ダサい。それがよしとされていたってどういうことなんだろう……不思議。そのダサさが今となっては完全にツボ。例えばバブル文化を振り返ると

朝シャン、イタめし、3高、トレンディドラマ、ランバダ、しょうゆ顔、タレントショップ、ティラミス、ソバージュ、アッシー、メッシー、ミツグくん、イカ天、ホコ天、オバタリアン、やまだかつてないテレビ、プッツン、花金、おやじギャル……(知らない人はググって)

もういろいろありすぎてよくわからない……カルチャーの宝庫じゃん。乱雑でテキトーで異常で、それが1つの時代に混在しているなんてすごい。ちょっと尊敬に近づいてきたぞ。今の時代はなんでもキレイすぎる。もっとこれくらいバカげたことが溢れてもいい気がする。

ボロは着てても心はバブル

当時子どもだったし、本当にメディアのイメージでしか知らないけど、自分の中では歴史の教科書に載ってた戦争需要による成金を描いた風刺漫画・「どうだ明るくなったろう」(と言いながら百円札を燃やして明かりにするおじさんのイラスト)とバブル時代のイメージはかなり近い。超好景気! うらやましい!

そしてお金があるとみんなすごい。値段=価値の時代だったんだろうな。普通のサラリーマンでも全身インポートブランド(しかもロゴ入り)、高級時計、胸元のあいたトップスに金のネックレス、セカンドバッグ……(あくまでイメージですが)。今となっては(ヤクザ以外)ありえない服装。すごい。これが日経株価が現在の2.5倍、サラリーマンの平均小遣い7万円がなせるワザ。

そしてバブル期は女性が強いのも特徴的。まさにワンレンボディコンW浅野!みたいな。ワンレングスのトサカ頭の髪をなびかせながら、肩パットの主張強めの体のラインがハッキリでるピタッとした服。ジュリアナ東京で夜遊び。……今みても最強。ヤマンバギャルだとかきゃりーぱみゅぱみゅだとか、東京はビジュアルに特化した時代のアイコンが多く存在している街だけど、その中でもかなりのインパクト。ただただかっこよすぎる。

その時代から思うと、ユニクロ使えるよね〜、結局無印に落ち着く〜、なんて言ってる今の時代が悲しくなってくる。なんというか、今はいろんなものが削ぎ落とされて、洗練されすぎているんだろうなぁ。今のファッションはそう考えると遊びがなさすぎ。(バブルファッションが遊びというわけではない、当時はきっと本気だから。)

今は不景気と言われているからみんなささやかにしか生きられないのかな。けどそんなことない。絶対。そう、こんな時代だからこそ遊び心が、つまりバブルが必要なんです。お金がなくても、つつましくても、心にバブルを持てばきっと退屈な日々もおったまげー!でバッチグー!なハッピーライフに生まれ変わるはず。

そしてある日、悟ったような表情をして言うだろう。「わかりはじめたマイレボリューション……」と。自分の中に革命が起きた瞬間、あなたもバブルカルチャーのとりこ。バブルの恩恵を受けていない世代で作りましょうよ、新しいバブルを!

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綿貫 大介

綿貫 大介

エディター、ライター。メンズファッション誌編集者を経て、現在も編集、ライティング、ディレクションに携わる。発売中のkvina著『恋する東京 東京デートガイドブック』(京阪神エルマガジン社)巻末付録にも出てます。 いろんなアカウント:watanukinow

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