NEXTマーク・ゴンザレス? アパレルブランドが注目する2人のアーティスト

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綿貫大介コラム

アーティストコラボが流行り?2人の芸術家に注目

HIMAAこと平山昌尚さんと、加賀美健さんをご存知でしょうか。2人とも東京を拠点に活躍するアーティストなんですが、今アパレルブレンドが熱視線を送っているんです。

10月末にBEAUTY & YOUTH UNITED ARROWSで「Cat’s ISSUE POP-UP STORE」というポップアップストアがオープンした際にも2人のイベントがあり、それも大盛況。そのとき何をしていたかって、それぞれが描いたネコのイラストをパウチして販売するという内容。? ? ? (キョトン)え、よくわからない。そうでしょう。ちょっとずつ説明していきます。

最近は2人でイベントをする機会も多いのですが、ユニットなわけでもなくそれぞれがアーティスト活動をしています。

まず平山昌尚さんから。1LDKで写真中央の顔文字シールを見かけた方もいるのでは? もしくは同様のLINEスタンプで。1LDKとは別注で顔文字のレザーキーホルダーも発売。普段はもーっと曖昧な手書きの線で、ゆるく柔らかいドローイング作品を発表しています。それがまたほのぼのとしたユーモアのあるいい作品で大好き。

加賀美健さんは、写真の中のパウチされたネコのイラストを描いた人物です。今年、YAECAやJUNRedとコラボもして、クスっと笑えるユニークなイラスト(例えばカレーの絵にSUSHIの文字を入れたものなど)のアイテムを発売。普段は子供が笑って喜びそうなシモネタをポップに描くことが多く、パジャマブランドNOWHOWとコラボしたときは男性器や女性器のイラストの総柄パジャマを作成したほど。

絶妙なゆるさが今のスタイルに激ハマり

2人は近年アパレルブランドとコラボする機会がとても増えている。けどこんな2人が支持されるのってすごくわかる。コーデに1点用いるだけで、ゆるさを簡単にプラスできるその手軽さがその人気の理由。

ここずっと無地のシンプルなアイテムばかりが街にあふれて、さすがにみんな食傷気味だったところがある。アイテムとしてはまだベーシックなものを着用したいけど、無地はなんか飽きたな。ちょっと遊び心が欲しいなとみんな思っていたところに、ピッタリとハマった感じがする。

まさにNEXTマーク・ゴンザレス。ユニークで、シュールで、ゆるくてちょっとかわいくて、まわりの人が突っ込みたくなるような作品(イラスト)を、今、ストリートカルチャーは求めているんだと思う。

今年のTHE TOKYO ART BOOK FAIR 2015では、「エアーボーリング大会」なるものを開催したり、パロディでTOKYO ART BOOKAKE FAIR(東京アートぶっかけフェアー)なるイベントを実施したり、パウチショップを開催したりとコンビとしても精力的におもしろいことをしている2人。作品のみならずその活動からも本当に目が離せない!

ちなみにアーティストになる前はスタイリストアシスタントだった加賀美さんは、「STRANGE STORE」(渋谷区鶯谷町12-3-301)という古着やら自身作のアイテムを売っているショップも経営しているのでそちらも要チェックです。

平山昌尚 Masanao Hirayama

1976年神戸生まれ。

個展に「Solo Show」(CLEAR EDITION & GALLERY、東京、2013)、「Ghost」(Aperto/ Co-produced with FRAC Languedoc-Roussillon、モンペリエ、2013)、「爆破ショー 他」(NADiff a/p/a/r/t、東京、2012)、「Book and Work 2」(Printed Matter、ニューヨーク、2012)、「本と作品」(NOWIDeA / PANTALOON、東京 / 大阪、2011)ほか。グループ展に「板と紙とケータイ電話」(MA2 Gallery、東京、2013)、「The Big Bang」オープニングパフォーマンスとして(Watermill Center、ニューヨーク、2012)ほか。書籍に「Card Game(4999)「Nieves / Rollo Press、チューリヒ、2013)、「3444」「Street View」(edition nord. 、新潟、2011 / 2012)ほか。

http://www.himaa.cc
加賀美健 Ken Kagami

1974年東京生まれ。

主な展覧会に、2014年「Bronze works 2013-2014 」MISAKO & ROSEN、2013年「SPICY!!!」ナディッフ・ギャラリー、東京(個展)、「アートがあれば 2」東京オペラシティーアートギャラリー、東京、(グループ展)「The Future is Stupid」ザ・グリーン・ギャラリー、ミルウォーキー、ウシコンシン(スコット・リーダとの2人展)、2012年「HOT」MISAKO & ROSEN、東京( トレバー・シミズとの2人展)

http://www.misakoandrosen.com/artists/kenkagami/
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綿貫 大介

綿貫 大介

エディター、ライター。メンズファッション誌編集者を経て、現在も編集、ライティング、ディレクションに携わる。発売中のkvina著『恋する東京 東京デートガイドブック』(京阪神エルマガジン社)巻末付録にも出てます。 いろんなアカウント:watanukinow

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