ファッションの基本を身につけるためには、まずベーシックなファッションを理解しておくことが大切だ。
ベーシックなファッションは、文字通り基本となるファッションのことである。では基本となるファッションとは具体的にはどのようなものなのだろうか?
シンプルなデザイン

無印良品より
おしゃれを意識すると、例えばシャツの場合、ボタンの色や襟のかたち、柄や色で装飾したものを選んでしまうかもしれない。だが、これらはあくまでもベーシックの上に加えられた装飾だ。
まずはシンプルで基本的な機能をきちんと押さえてあるアイテムを選ぶのが大切なポイントとなる。シャツならば襟や袖に、パンツならポケットや裾などに妙なデザインがされていないプレーンなものを選ぼう。(英字プリントのTシャツや袖や裾にチェック柄が入ったシャツ、裾をめくるとチェック柄が出てくるジーンズやチノパンなどはNG。)
デザイン性が高く、主張の強いアイテムはそれだけが浮いて見えたり、他のアイテムとの相性が合わない恐れが大きい。基本的なコーディネートができるまでは避けよう。
単色・無地
複数の色を使っていないものや、柄が入っていない、単色や無地のアイテムを選ぶように心がけよう。
複数の色が使われていたり、柄が目立つアイテムはごちゃごちゃした印象になり、コーディネートでのバランスが取りにくい。出来るだけ他のアイテムと合わせやすい単色や無地のアイテムを選ぼう。
オタク扱いされがちなチェックシャツもファッション初心者は避けるのが無難。チェックシャツは無地のシャツと比べ着回しが難しい上、品質の差が出やすいためだ。
ジャストサイズ

UNIQLOより
自分の体に合ったサイズを選ぶことも、ベーシックなファッションにおいては重要なポイント!逆にサイズ選びさえ間違わなければコーディネートで大失敗するようなこともない。
「自分は◯サイズだから。」と、たかをくくるのは危険。サイズ表記が同じでも、ブランドやアイテムによって全く作りが異なると言っても過言ではない。服を買う際は絶対に試着をすること!
トップスやアウターなどの上半身に着るものは、肩幅、袖丈、身幅、袖幅、着丈をチェック。アイテムにより最適な着丈は異なってくるが、肩幅は同一の基準がある。肩のラインが自分の骨格に合っているかどうかをチェックしよう。
ボトムスはウエスト、ヒップ、わたり幅、レングスをチェック。
全ての部分で適度なゆとりがあり、動いた時に負担にならず、見た目にも変なゆとりもなく、パッツパツでもない状態こそが”ジャスト”な状態
男のパンツ”ジャストサイズ”丈、ゆる指南:foundation garment
ウエストとヒップはぴったりだが、太ももはピチピチできついとすれば、ジャストサイズとは言えない。
もちろん、サイズにもトレンドがあるため「必ずジャストサイズでないといけない」わけではない。(昨今はビッグシルエットが流行していて、肩幅や着丈が大きめなものを着る人も多い。)しかし、ジャストサイズ(自分に合うサイズ)を理解した上でないと、決して上手な着こなしは出来ないことを頭に入れておいてほしい。
着回しの利くアイテム

BOGLIOLIより
ベーシックなファッションアイテムは、着回しの利く服のことである。着回しが利く=ファッションの定番アイテムとも言える。
まずはテーラードジャケットや白シャツ、ジーンズやTシャツなど定番アイテムをワードローブに揃えることをおすすめする。
普通を着こなそう
ファッション性やトレンドを取り入れた服は一見魅力的にみえるかもしれないが、必要以上におしゃれに見せようと背伸びをすると失敗の確率は断然高くなる。大人のファッションでは普通であることがとても大切だ。
そしてオシャレと言われる人ほど実はベーシックなアイテムを上手に使いこなしている。まずは普通でベーシックな基本アイテムを揃えてコーディネートしてみよう。
MR.GARMENTS(ミスターガーメンツ)
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